北京五輪女子パシュート奇跡の一枚のカメラマン!大沼廉のプロフィール!

2022年2月25日

正直なところ北京オリンピックはあまり興味がありませんでした。

仕事の時間と丸かぶりなこともありましたし昨今の社会情勢的にも明るく応援できるような気持ちにならなかったというのが理由なのですが、それでも気になる選手は数名居て女子スピードスケートに出場する選手のレースはなんとなくチェックしていました。

そんな感じのスタンスで視聴した15日の北京五輪スピードスケート女子団体追い抜き決勝、思わず声が出てしまったのが高木菜那選手の転倒。

日本選手のパシュートの隊列は素人目からも美しいということもあり、転倒直後は一瞬何がおきたのかわからなかったのですが転倒後必死にゴールを目指す高木菜那選手の姿に思わず頑張れと声が出てしまいました。

本人の気持ちを考えると胸が締め付けられる思いです。

その後しばらくして目にした一枚の画像をみて私は無意識に涙が溢れてしまいました。それがこちらの画像。

 

この写真を撮ったのは共同通信の大沼廉さん。

今まで見てきたオリンピックの写真で最も素敵な一枚だと感じ、またリンク記事の文章を読んで大変感銘を受け大沼廉さんがどんな方なのかを調べてみました。

目次

大沼廉(共同通信)さんのプロフィール

名前:大沼廉(おおぬま れん)
生年月:1986年12月 大田区生まれ。36歳(2022年2月現在)
学歴:大田区立池雪小学校、大森第十中学校、両国高校 、静岡県立大学国際関係学部
2012年4月共同通信社入社

※本記事は、ご本人の画像や考え方・エピソードなどが掲載されている両国高校の会報を参考に執筆しております。

高校時代は兄の影響もあり野球部でキャッチャーをされていたそうです。

大学進学後には国際機関・できれば国連で働きたいと日夜勉強に勤しんでいたそうですが新聞社の海外特派員にも憧れがあり共同通信社の会社説明会に参加。そこで写真部の先輩との会話の中で「写真部ならイチローが撮れる」と言われてカメラマンもいいかな…と考え写真記者の試験を受けることになったそうです。

その後共同通信社で写真・映像記者として活躍されていくのですが、毎日新聞にも掲載されたイチロー選手の安打世界新記録の瞬間の写真(こちらの画像)やオバマ元大統領の広島訪問の撮影など歴史の1ペーシに残る写真を撮られています。

たくさんの歴史を撮られている大沼さんですがインタビューの中で「歴史を記録するのは簡単ではない。撮り方によっては写真を見る人をミスリードする恐れがあるからだ。僕が撮った写真がきっかけでその後の人生が変わったとか人が何かをするきっかけになるような写真が撮れたら嬉しいです」と答えられています。

また女子パシュート奇跡の1枚が掲載されている記事ではこのようにも書かれています。

撮影後、別の競技会場へ移動する車中でカメラマンの先輩がこう声を掛けてくれた。

『あの時、おまえが声を掛けて写真を撮らなかったら、このレースで残るのは転倒の瞬間や涙に暮れる菜那選手など、悲しい写真ばかりだった。ここまで努力して、最後まで懸命に闘った選手たちもそれはつらいはず。ほんの少しだったけれど、彼女たちが心から笑顔になれる瞬間を残せた』

情けない姿を見せてしまったが、そのせいで彼女たちの心が少しでも和らいでくれるのなら、と願わずにはいられなかった。生涯忘れられないひとときとなった。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/5604419bab2e950208fc0434f256885089a59e60?page=2

マスコミ・報道関係者の心の内を知る事が出来た気がする一文です。

昨今批判する側というよりされる側になる事の方が多いマスコミの方々ですが、一枚の画像・一行の文章でも人として取捨の葛藤や想いなどの中から紡いでいることもしっかりとあるのだなと感じずにはいられませんでした。

大沼廉さんが撮影した北京五輪の写真

↓こちらの記事も合わせてどうぞ

https://radioweb.jp/ghost_of_kiev

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