【最新版】原付講習で必要な持ち物や別日での受講などを詳しく解説!雨でも雪でもやるの?
原付免許の学科試験を合格するとその後に受講することができる「原付講習」。
当然学科試験が一番のハードルではありますがこの原付講習ではどのようなことをするのか不安に思っている方も沢山いらっしゃると思います。
本日はそんな方々の為に直近で原付免許を所得し実際に講習を受けてきました私の実体験をベースに、必要な持ち物や天候での有無など詳しく解説していきます。
※2022年1月25日追記
こちらの記事の初稿は2021年ですが2022年1月現在も講習そのものは変わっていないようですので最新版としてご覧いただいて問題ありません。
当日の詳しい流れはこちらの記事をご参照ください。
また本記事に関しましては講習に関したことに特化して記載しておりますので、学科試験について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
目次
原付講習って何?
まず基本情報から見ていきましょう!
原付講習とは
原付講習とは
実際に実車(スクーター)を使った実技講習です。
原付バイクの基本姿勢から始まって、スタンドの上げ下げ・エンジンの掛け方・ウインカーの出し方などの操作、そして実際に原付バイクを運転して運転の感覚を学んでいき最終的には免許試験場にある実際のコースに出て指導員の先導に続いて運転をします。
この原付講習を受講しなければ運転免許証は交付されません。基本的には学科試験後に即日受けるものですが地域によっては学科試験合格前に受講する場合もあります。
受講料
全国一律で4,500円です。
東京や神奈川などでは学科試験後に受講する関係上、学科試験合格後に支払い窓口で免許交付料金の2,050円と一緒に支払う場合がほとんどです。
受講時の服装
一般常識的に考えた上で運転にふさわしい服装で受講する旨が各都道府県の免許試験場HPに記載されており、夏であっても長袖・長ズボンが望ましいようです。
また履物についてもサンダルやハイヒールなどは不可と記載されていますので、動きやすい運動靴など履いた上で受講した方が良いですね。
講習にかかる時間
原付の講習はトータルで3時間程度です。
原付講習で必要な持ち物は?
各都道府県の免許試験場のHPで若干文言が違っているので原付免許試験を受ける際には必ず当日受験する試験場のHPをチェックされることをオススメします。
必要な持ち物
<必要な持ち物>
- 講習受講料金 4,500円(正確には免許交付料金とセットなので6,550円)
- 筆記用具(地域によっては必要なし)
- 雨具(地域によっては必要なし)
- 軍手などの手袋(地域によっては必要なし)
<他一部地域で必要なもの(学科と別日の場合)>
- 住民票
- 身分証明書
- 写真(縦3㎝×2,4㎝)
私が講習を受けた府中では講習を受ける為に特別準備するものは何もなかったです。まともな服装であれば何も問題なかったですね。
府中運転免許試験場に関しては軍手や雨具に関しても用意していただきましたしなんなら講習時に記入が必要な場合にはその都度ボールペンが配られました。
※神奈川県警察のHPでは雨具や軍手の用意をするように記載されていますので地域によって異なることをご留意ください。
原付講習は学科試験と別日で受講できる?
これに関しても地域差があります。
例えば府中運転免許試験場では「学科試験受験直後のみ」とのことで、電話で確認しても同じ答えが返ってきました。
ただ、私が実際に学科試験を受験した後に「この後講習を受ける時間がない方いますか?」との指導員からの質問がありましたのでもしかしたら事情によっては便宜を図ってくれる場合もあるかもしれません(なんとも言えませんが)
地域差があると前述しましたが、例えば鳥取県などでは県公安委員会認定の教習所で先に原付講習を受講しその後運転免許センターで学科・適性試験を受けるという流れになっています。
繰り返しになりますが地域によって差がありますし学科試験合格者多数だった場合などで別日になる可能性もありますので必ず各都道府県の警察HPでご確認ください。
原付講習は雨でも雪でもやるの?
これに関しては「はい」です。
基本雨でも雪でも行うとのことを府中の指導員の方が言ってましたし各地域の免許試験場の必要な持ち物欄に雨具が書かれているケースも多いので地域差はさほどないと思います。
さすがに落雷警報が出ている中や走行不能な路面状況では延期となるようですが、大雨でも多少の雪でも行うようですね。
ちなみに私が受講した際には大雨の中最後までキッチリと行われました。
このご時世ですから当然マスクをしているわけですが、マスクがビチョビチョで呼吸も苦しいような状況でしたがおそらくなんの省略もなく行われました。…きつかったですw
原付講習の内容について
講習は実車を使った実技講習と安全に走行するための知識を学ぶ教室での講習の2パートあります。
実車を使った実技講習
実車を使った実技講習は4パートで構成されています。
- 基本姿勢とスタンドの上げ下げ
- エンジンの入れ方や方向指示器の使い方&正しいグリップ
- 実際に運転して直進のみでの往復
- 指導員と一緒にコースに出る
とにかく徹頭徹尾言われるのが「安全確認と基本姿勢」です。
実車(スクーター)の左ハンドルのブレーキを握りつ右手で後ろの荷台を持つ
↑これが基本姿勢なのですがそこから後方に振り返り安全確認するのをとにかく反復します。
コースに出ての運転ではただひたすら運転し続けるだけですが、1~3の間ではこの安全確認は必ずアクションのはじめに行います。
スクーターの前後に番号がついているのですが、この安全確認や乗車姿勢を怠るとバンバン番号で怒鳴られますので注意してください。(実際一緒に受講してた人がめっちゃ怒鳴られてましたw)
実際にコースに出ての運転は1~3までをクリアできれば特に難しいことはありません。
指導員のあとに続いて走行し、指導員が止まったら止まり、動き出したらそれに続き、方向指示器を使ったら同じように方向指示器を出す。←これだけです。
教室での安全講習
実技講習が終了後、講習室で配布パンフレットを見ながらの説明と安全適正のチェックシートの記入をし、ビデオを視聴して運転時の注意点などを復習します。
実際に説明される事柄やビデオの内容は学科試験で出てきた安全運転に関する問題と同じような内容ですので少々退屈かもしれません。
講習受講の際の注意点
特に注意しなければいけない点はありませんが、指導員への返事や号令には気をつけましょう。
例えば「◯◯を実際にやってみましょう。でははじめ!」と声をかけられた時に「はじめ!」の号令に前に動作を始めてしまうと容赦無く注意されます。
もちろん指導員によって変わるとは思いますが、注意散漫だったりアクションを焦ったりすると怒鳴られることがありますので注意しましょう。
またあまりにも注意を繰り返されたり安全確認を怠ったり話を聞いてないと、「注意」を受けます。
「注意」「警告」「中止」の3段階あり、3回累積するとその日の講習を受けられませんので気をつけましょう。(多分滅多にないと思います)
最後に
2021年前半に実際に受講した上でお話しをさせていただきましたが、これはあくまでも府中運転免許試験場での講習の話です。
繰り返しになりますが各都道府県でも必要な物も違いますし場合によっては学科と前後する場合もありますのでお住いの都道府県警察のHPをご覧になってください。
講習を受けてみての感想ですが、「普通に受ければ何も問題がない」といった感じで実車での運転も怖がる必要はないです。
無論個人差があり操作に慣れるまで時間がかかる方もいると思いますが、自転車に乗れる程度のバランス感覚を有していれば問題ないレベルだと思います(実際「自転車に乗れない人?」って指導員が声をかけてましたし)
雨でも雪でもやるので日によって大変さは違いますが、指導員の指示にしたがっていればスムーズに終わる講習ですのでこれから原付免許を取得しようと考えてらっしゃる方は何も心配せず頑張ってきてください!
それではお疲れ様でした〜!