【最新版】東京府中免許センターで原付免許を合格するまでの流れを完全解説
2021年某月某日、原付の免許を取るために東京の府中自動車運転免許試験場(通称 府中免許センター)に行ってきました。
ネット上にある情報は新しいものでも2020年頭とかのものだったのでこれから受験される方の為になるかもなーと思い実践記&備忘録的な記事を書いてみようと思い立ったわけです。
合格率50%程度と言われる原付免許の学科試験ですが、特に新型コロナの影響などもあり学科試験を受ける前にも気を付けなきゃいけないことがありますのでチェックしてくださいね!
☆とにかくこれだけは覚えておいてください☆
・どこに行けば良いのかわからなかったら立ってる係りの人に聞く!
・午前試験と午後試験があるけど8時に行かなきゃ午前試験は受けられないと思った方がいい。
・原付は午後試験に回されることもある??
・混み合ってる日に午前試験受けたいなら当日免許センター内で申請書用の写真を取ってるヒマなんざない!!
・新型コロナの対策で座席間隔を開けての試験なので、定員を超えた場合には受付時間内でも試験は受けられない。
・携帯電波はかなり悪い
・待ち時間の暇つぶしは食堂&座席で参考書
・折りたたみ傘はあった方がいい
※2022年1月25日追記
こちらの記事の初稿は2021年ですが2022年1月現在も新型コロナ対策による各種制限などは変わっていないようですので最新版としてご覧いただいて問題ありません。
文末にも記載していますが、状況によって試験の中止なども考えられますので必ず警視庁の原付免許試験のページをご覧になった上で受験をしてください。
目次
東京で原付の免許を取得するための基本情報
免許試験場の場所
原付免許の受験を出来る条件(受験資格)
東京都の場合
- 16歳以上の方。
- 住所が東京都の方。
- 視力が両眼で0.5以上であること。一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上であること。
※過去に取消処分等(初心取消を除く)を受けた方は、受験前1年以内に取消処分者講習を受講し、かつ欠格期間経過後でなければ受験できません。
原付免許試験の日時
予約などの必要はありませんが平日のみですので注意が必要です。(祝日、休日、年末年始を除きます。なお、年末年始とは、12月29日から1月3日となります。)
当日の詳しい流れは後述しますが試験の受付時間は
試験の受付時間
<午前>
適性試験受付:午前8時30分から午前9時05分まで
学科試験受付:午前8時30分から午前9時15分まで
<午後>
適性試験受付:午前9時30分から午前11時30分まで
学科試験受付:午前9時30分から午前11時40分まで
となっていますが…午前試験を希望の場合には混雑時少なくとも8時には免許試験場についてないと受付に間に合わず午後に回されることもあります。(って係員さんが言ってました)
また2021年2月現在、新型コロナ対策として学科試験は1日1回しか受験できません。(府中ではそう説明されました)
午前受けてダメなら午後もう一回受ければいい…みたいな情報をネット上でも目にしますが、少なくとも新型コロナ対策が緩和されるまでは1日1回しか受験できないと思って大丈夫だと思います。
当日原付免許取得までにかかる時間
学科試験開始から免許証を受け取るまでだいたい4時間程度かかります。
受験当日までに用意するもの
受験当日までに用意するもの一覧
・住民票(世帯の1部 マイナンバー記載無し でok 本籍は必須 コピー不可)
・身分証明書(健康保険証・マイナンバーカード・免許証・パスポートなど)
・縦3cm×2.4cm 申請書に貼る写真(前もって用意しておいた方がいいです)
・お金 総計8,050円(内訳 受験料1,500円 免許証交付料2,050円 原付講習受講料4,500円)
・A4クリアファイル(これはあった方が便利です)
・印鑑(これは場所によっては要りません。府中は必要なかったです)
※筆記用具やノリなども必要ありませんでした。
受験当日の流れ
1.事前の準備
2.免許センターに到着したら
3.建物に入ったら運転免許申請書と質問票の記入
4.適性検査
5.受験料支払い
6.学科試験受付
7.待機時間と暇つぶし
8.学科試験
9.合格発表
10.暗証番号登録カード
11.免許証交付料と原付講習受講料の支払い
12.免許証用写真撮影
13.建物を移動して原付講習
14.教室でVTR視聴と安全運転適正チェック
15.免許証を受け取り暗証番号登録カードに紐つける
16.終わり
↑は私が実際に体験した当日の流れを書いております。
受験当日は普通車の学科試験希望者がかなりの人数いた関係で、もしかしたら通常の流れと違うかもしれません。わからなかったら必ず近くの係員さんに次行くところを聞きましょう!
1.事前の準備
当日は朝早くバタバタしますので、先ほど書きました受験当日までに用意するものを前日寝る前にカバンに入れておくことをオススメします。
またカバンですがA4クリアファイルがすんなり入るサイズであると当日便利です。
2.免許センターに到着したら
さてここからは私が実際に受験した2021年某月某日を振り返りながら説明していきます。
JR武蔵小金井駅のバス乗り場6番の調布駅行きに乗車し試験場正門前で下車
乗車した時間は8時だったのですがギューギューのスシ詰め状態で満員でした。
乗車時間は10分ほど。
試験場正門前の1つ前で下車された方がかなり居たのですが、俗に言う裏校を受ける方も多少なりとも居たのかも知れません(これは完全な憶測)
8時10分にバス停に到着し降りた方に続くまでもなく、目の前が免許センターとすぐにわかります。
8時には開門してるとのことですが既に長蛇の列があり、係員さんが「学科試験は左」「再発行などは右」と案内をしています。
ここで予備知識がない人は混乱するかもしれませんが、適正試験は学科試験の受付前に行うので学科試験の列に並んで大丈夫です!
私は開門10分後に到着しましたが既に100人程度学科の列に並んでました。
ちなみに施設内は写真撮影禁止ですので掲載画像は敷地外から撮影したものになっています。
しかも天気が崩れて雨が降ってくる始末。
ちゃんと雨避けに沿って列を形成してるのですが並びが多いと雨避けがない場所に並ぶ事になり私は15分ほど雨に打たれてじっと待機してました。(折り畳み傘は持っておいた方がいいです)
その後牛歩で進んで行き建物に入れたのは8時50分。
この時点で「時間大丈夫かなぁ」と心配になってました。
3.建物に入ったら運転免許申請書と質問票の記入
係員の誘導がありそこで流れ作業で検温と質問をされますので答えると運転免許申請書と質問票を渡されます。
それを空いてる台で記入するのが最初のステップ
運転免許申請書は太枠内に基本情報を記入し、前もって用意した「縦3cm×2.4cm」の写真を貼ります。申請書はなるべく綺麗に書きましょう(後述1)
※注意点は写真は綺麗にサイズ通り切り取っておきましょう!じゃないと手続き時(後述2)に確認する係員さんが写真のトリミングをすることになります。
質問票の記入は簡単な質問に答えるだけで1分もかかりませんでした。
4.適正試験
運転免許申請書と質問票の記入が終わったら適正試験の列に並ばされます。
混み具合によっては先に1Fで手続き費用を支払うかもしれませんが私の場合にはそのまま適正試験でしたね。
適正試験は免許の種類によって基準が違いますが、原付の場合には視力検査と色彩能力検査です。
視力検査は所謂「C」の検査で、空いてる方を答える奴。両目0.5以上でOKとなります。
↑こんな感じで行います。
メガネやコンタクトの場合には最初に聞かれるのでコンタクトの場合には嘘をつかずに答えましょう。
ちなみにカラコンはNGのようですね。
色彩能力検査は信号の色を見分けるような簡単なものです。
これをパスすると部屋を抜けた後に係員さんが適正印を申請書に貼った写真に割印します。
写真が綺麗にサイズ通りじゃないとここでトリミングしてもらう事になります。(後述2の理由)
5.受験料支払い
適正試験が終わり適正印が押されたら3Fにあがり、支払い窓口で運転免許申請書を出して受験料金を支払います。原付の場合には1,500円ですね。
6.学科試験受付
その後支払い窓口の真後ろにある学科試験受付で「運転免許申請書・質問票・住民票・身分証明書」提出します。
「過去に免許を取得したことがあるか?」「受かったら7,000円くらいかかるけど大丈夫か?」「時間は何時までかかるが大丈夫か?」など聞かれます。
ちなみに運転免許申請書の記入文字が汚いとここで書き直されます。
(免許証にはこの申請書の情報が記載される為ですね(後述1の理由))
全部確認が終わったら運転免許申請書と住民票と質問票をホッチキス綴じられ受験票を貰います。
※注意点
学科試験は車も原付も一緒に行うので受験人数が多いと午前試験の受付時間内でも午後試験に回されてしまいます。
また受付前の誘導員の方に「原付は午後試験で案内しますからねー」と言われたので、人数次第で原付は午後試験に回されやすいのかもしれません。
私は午後試験に回されたので学科試験は13時から。
ちなみに現時刻は9時30分ですw
7.待機時間と暇つぶし
基本府中の免許センターの周りには霊園位しかなく、喫茶店とかもちょっと距離があるみたいなんですよね。唯一あるのはちょっと歩いたところにあるファミリーマート。講習料金のお金がないときはここのATMでおろせと試験官が言ってましたw
天気が良ければ散歩してもいいかもしれませんがオススメはB1にある食堂で早めのお昼&コーヒーですね。
私は10時30分位に食堂に行ったのですがかなり座席に余裕がありました。
名物のカツカレー820円を食べましたが割と美味しかったですね(施設内撮影禁止なんで画像はないです)
そしてご飯を食べ終わりゆっくりコーヒー飲んで11時15分…まだ1時間以上あります。
施設内のイスはかなりの頻度で座られていますが空いてるところ見つけて座り参考書で最後の確認。
コロナ対策で間引きされてるということもありまさにイス取りゲームなので午後試験に回された方は特に椅子の確保をオススメします。
ちなみに携帯(au)の電波はかなり悪かったです。
使えない事はないレベルでしたが常にアンテナ1~2本って感じでした。
8.学科試験
午後の学科試験は13時からでしたが試験室には15分前には入れました。
入室時にアルコール消毒をしてから鉛筆と消しゴムを取ります。
ちなみに家から持ってきた筆記用具は使えません(カンニング対策でしょうね)
受験票にある番号どおりの座席に着席します。
試験官から携帯電話は切ってカバンの中へと繰り返し説明されます。ちなみに試験中は電波遮断装置を作動させるとかで携帯の電源をオンにしてると電池がめっちゃ減るって説明してました。
申請書・住民票・質問票を机の上に出すように指示され、マークシートの記入用紙を配られて必要記入事項を試験官の言う通りに記入していきます。
かなり丁寧に説明してくれますので初めて受験される方でも不安はないと思います。
その後問題用紙が配られて説明があるのですが問題用紙は使い回しなので書き込み厳禁です。
問題用紙の中に不備がないか一瞬だけ確認し全員終わったら試験がスタートとなります。
試験中は基本怪しい行動はNGなので鉛筆を落としたりした場合には無言で手をあげて試験官の人に取ってもらうことになります。
また時間内に問題を解き終わった場合には途中退出が可能です。
その場合には身支度を整えてマークシートと問題用紙を持って試験官の前に行き、確認をしてもらってからの退出となります。
そこで「合格発表があるので◯時◯分に試験室前に戻ってきてください」と声をかけられますのでかならずその時間前には試験室の前にいるようにしましょう。
試験問題に関しては受験している人それぞれで問題が異なるようなので当たり外れもありそうですね。
ちなみに私の場合には俗に言うひっかけ問題がほとんどなく一般常識がほとんど&標識の正誤が数問で、駐停車などのメートル系の問題はほぼなかったです。
2020年度版の原付免許問題集の掲載問題よりもはるかに簡単でしたね。
学科試験についてはこちらの記事で詳しくまとめています↓
9.暗証番号登録カード
合格後に必要になるものなので正直合格発表前に作る必要はないのですが一応流れとしましてはこのタイミングで作るのが良いみたいです。
3Fの受験料支払い窓口の目の前に4機のタッチパネルの機械があります。
そこで任意の4桁の暗証番号を2つ作るだけです。
特に難しいことはありません。この暗証番号登録カードは当日2回使いますがそれ以降も自宅で免許証とは別のところで保存をするのが望ましいとのこと。
10.合格発表
さて言い渡されていた時間に戻ってくると原付よりも試験時間の長い自動車免許受験生の方々がぐったりしてその辺でくたばってます。
原付よりも問題も多いですから大変ですよね。
定時になると試験室から「原付の合格発表を行います」と声をかけられるので入室します。
受験時と同様に同じ受験番号の席に座っているとモニターに合格番号が発表。
私もなんとか合格していたのでホッと一安心したのですが、後ろの人がクッソ大きいため息をしてたのでちょっといたたまれなかったですw
不合格者には申請書(多分住民票も)が返却され、この申請書は次回受験時も使えるとのことで適性検査も6ヶ月以内なら受けなくて良いようですね。
そして今回の試験が何点だったのかも知らされるようですので次回の参考にしてくださいと試験官が声をかけてました。
続いて合格者にも申請書が一旦返却されるのですが「印字された情報が正しいのかの確認」をします。
この印字された情報が運転免許証に記載されるのでしっかりと確認しましょう!
確認が終わったら切り取り線を試験官が切っていき、顔写真がついた方を持って集団で移動をします。
11.免許証交付料と原付講習受講料の支払い
先ほど返却された申請書を料金支払い窓口で渡し6,550円の現金を支払います。
ちなみに暗証番号登録カードを作ってない方はこのタイミングで作成することになります。
12.免許証用写真撮影
申請書と暗証番号登録カードを持って写真撮影部屋に入室、申請書を係りの方に渡して暗証番号登録カードをバーコードリーダーで読み取らせ座席に座って写真撮影をします。
この暗証番号登録カードはもう1回使うことになりますので無くさないように財布の中にでも入れておきましょう。
13.建物を移動して原付講習
ようやくここから原付講習となります。
講習指導員の先導のもと学科合格者全員(講習受講義務があり、当日受講できる方)で建物を移動します。
二階建ての講習棟に移動し原付講習の部屋に入室。
そこでプロテクターとヘルメットの正しい着用方法を教えてもらい実際に着用して、また全員で移動となります。
移動先はテニスコート1面程度の広さのスペースで、そこで実際にスクーターを使って正しく安全な乗り方や運転の仕方を学びます。
↑こんな感じの一般的なスクーターですね。
私が使ったのは確かHONDAのスクーターでした。
全体である程度行ったり来たりの走行を繰り返した後、実際に敷地内のコースに出て指導員の後ろについてコース走行を行います。
この外での講習は365日雨でも風でも雪でも行うそうです。さすがに台風や雷の時には行わないと思いますがw
比較的熱血系で体育会系のノリですので「はい!」「よろしくお願いします」などの返事はしっかりとした方がスムーズに進みます。
ちなみに指導員から3回警告されると"中止"という扱いになり、その日の講習はそれ以降受講できなくなりお金も返ってきませんので注意してください。(普通にやってれば問題ないです)
原付講習についてはこちらの記事で詳しくまとめてあります↓
14.教室でVTR視聴と安全運転適正チェック
外での実技講習が終わりましたら原付講習の部屋に戻り、小冊子と簡単なチェックシートを記入します。
そしてVTRをみて原付の運転において気をつけるべきポイントを確認していく感じです。
VTRは15分程度だったと思いますが部屋を暗くするのでちょっと眠くなりましたw
座学の時間はあまり長くなく、安全運転の徹底・自賠責・軽度でも事故報告の必要性などの簡単な説明のみでした。
15.免許証を受け取り暗証番号登録カードで確認
講習が終わったらまた指導員先導のもと本館2Fに移動し免許交付受付で自分の免許証をもらいます。
もらった免許証を持って部屋を出てすぐの機械を使い暗証番号登録カードを使って確認作業を行います。
16.終わり
これで晴れて免許証の取得は無事完了となります。
まとめ
原付の免許を取得するにあたって個人的に感じた要点は最初にまとめましたが、もうちょい突っ込んで書くと、
・シーズンによるけど府中免許センターは朝アホほど混む
・なんなら鮫洲行った方が空いてるみたいです。
・写真などは当日用意しようと考えない方がいい
・原付は混み具合によって午後試験に回される可能性もあるので無理に午前試験を受けようと考えない方がいいかも
・学科は2020年度版の参考書を中古で買って数日勉強すれば合格するレベルですが、全く事前に勉強せず俗にいう"裏講習"のみで試験を受けた人がかなりの人数落ちてました(学科で6割落ちてて落ちた人がそういう会話してました)
・指導員は元白バイ教官とかもいて結構熱血&体育会系ですから、返事だけはしっかり声に出してしましょう。
・学科試験開始からトータルで4時間程度で免許証を取得できます。
こんな感じかな??
最後になりますがこれは2021年上半期現在の情報です。
当日の流れなどは混み具合やシーズン・コロナ対策などによって大きく変わる恐れもありますので、必ず警視庁の原付免許試験のページをご覧になった上で受験をしてください。