原付免許の試験勉強は原チャレや裏校で充分?実際に一発合格した勉強法を公開!
2021年の頭に原付バイクの免許を府中運転免許試験場(通称 府中免許センター)で取得したのですが、一番驚いたのは学科合格率の低さでした。
私が試験を受けた際に同じく原付免許の試験を受験されていた方は20人以上いたのですが合格者はたったの6人。
ネット上では合格率50%程度と言われていたのでもしかするとたまたまだったのかもしれませんが、それにしてもかなりの人が落ちていることにびっくりしました。
試験終了後の待機中に同じ部屋で受験した人同士の話が聞こえてきたんですけど「原チャレやアプリだけで勉強した」という方や「原付だからと甘く見て事前に勉強せず当日裏講習のみ」という方もいて、多分合格率の低さはそういうことが原因ではないのかな?と個人的に感じています。
当日の免許証取得までの流れなどはこちらの記事で詳しく解説していますが、今回は原付免許取得のための勉強方法や原チャレ・裏講習(いわゆる裏校)について詳しく解説して行こうと思います。
最初に結論をまとめると
・受験する年度の道路交通法を元に作成されている参考書を中古で良いので買った方がいい
・実際の試験問題は常識問題中心で比較的簡単だが当たり外れがある
・原チャレは試験に出た問題と同じ問題も出るがあくまでも模擬試験として使った方がいい
・事前に勉強せず裏校のみで受験するのは危険
目次
原付免許の試験について
原付免許所得のために試験は「学科試験」のみで、あとは事前に行われる適正検査と学科後に行われる講習を受講できれば免許が取得できます。
学科試験開始から免許取得までの所要時間は4時間程度です
学科試験はマークシート形式で出題問題の回答を正誤で塗りつぶしていきます。
出題数は全部で48問あり、文章問題が46問・イラスト問題が2問
文章問題は各1点・イラスト問題は各2点で、合格ラインは45点以上となっています。
※イラスト問題は1問の中で3つ出題されますので3つとも正誤を当てないと正解になりません。
制限時間は30分
イラスト問題は1問の中に3つの出題がありますので細かく分けると全部で52問の問題があることになります。つまり…1問あたりの回答時間を30分で割ると35秒程度となります。
時間的な猶予はある程度はありますが長考すると当然きつくなりますのである程度工夫が必要になります。
原チャレのみでの勉強で試験は合格できるのか?
さてここからは実際の試験に向けた勉強方法についての解説をしていきますが、皆さんは「原チャレ(ゲンチャレ)」をご存知でしょうか?
原チャレとは"一般社団法人 日本二輪車普及安全協会"のホームページ上で行える「原付試験の模擬試験問題」で、実際に原付免許を取得した方の中でもお世話になった方はとても多いと思います。
私も実際原付免許受験前に勉強方法をネットで調べてる際に「原チャレでの勉強がいいよ」っていうのを何度も目にしまして試験前に模擬試験として利用していました。
原付免許の学科試験を受験してから改めて見てると確かに試験で実際にでた問題に近い内容のものが多く出題されていました。
Yahoo!知恵袋なんかで「原チャレってどうなんですか?」って質問に対して「あんなの無駄で実際はもっとひっかけ問題が多いです」みたいな回答を目にしましたがそんなことはないですね。充分模擬試験として活用できるレベルです。
ただあくまでも「模擬試験」として活用するというくらいに留めておいた方が良いと個人的に思います。
もちろんゲンチャレだけで学科試験をクリアされた方もたくさんいらっしゃると思うのですが、基本情報を知らないまま出題形式を暗記するような勉強方法になってしまうので、似たような問題が出た時にごっちゃになりやすいです。
私としては参考書を古本屋さんで購入して“標識・駐停車&追い越し&安全間隔のメートル系の知識・警察官の交通整理系・方向指示系"の基礎知識を勉強した上で最後の仕上げでゲンチャレで模擬試験を受けるイメージの方が本番での対応力に大きな差が出ると思います。
もちろんこれは個人の能力によりますので一概には言えないのですが、あくまでも私個人としてはこのように感じました。
裏校(裏講習)のみでの勉強法は正直オススメしません
さて皆さんは「裏校(裏講習)」をご存知でしょうか?
私は原付免許を10年以上前に取得した時に参考書のみで勉強をしていたのですが、妹の薦めで試験当日に裏講習を受講しました。(その後更新を忘れて免許を失効しましたw)
裏校(裏講習)とは各免許センターの近くにある"短期集中型の塾"みたいなもので、実際に出題されやすい問題を模擬試験形式で受けられ音声によるガイダンスで情報を補完できます。
基本免許センターでの試験直前に受けるものなので学科試験の合格に結びつきやすい…という感じです。
法的にセーフかアウトかでいうと数十年前から存在するビジネスモデルですしおそらくセーフなのでしょう。
この裏校はだいたい5,000円程度かかるのですが、仮に学科試験に落ちてしまった場合には規定時間以内に再訪し落ちた証拠になる申請書・各用紙を提示すれば1回目に限り全額返金してもらえるそうです。
固有名詞は出しませんが「◯◯免許センター 裏校」と検索をかければきっちり上位に表示がされます。
ちなみにですが2021年頭に私が原付免許の試験を受けた際にはこの裏校を利用していません。
また、原付免許は簡単だからとたかをくくって裏校のみでの勉強はオススメしません。
実際に同じ日に受験して落ちた方で「なめてかかって勉強せず、当日裏校だけしか受けてなかった」という方もいらっしゃいました。
私自身の考えとしてはこの裏校を受けることは別に悪いこととは思いませんが、直前の暗記でのみ試験に臨むより先ほども書いた通り中古で最新年度の参考書を500円程度で購入して基本的な情報をある程度頭に入れた方が合格率は高いように思います。
実際に何も勉強せず当日の裏校のみで合格をした方もいるでしょうから個人差があるとは思いますが、私としましては「勉強したけど不安だから5,000円払って受けたい」という方が受けるくらいでちょうど良いと思います。
実際に一発合格した勉強方法
↑実際に私が使った参考書(永岡書店 一発で受かる!原付免許ポイント攻略問題集)ですがとてもわかりやすかったです。
ここからは実際に私が一発合格した際の勉強方法について書いていきます。
先にある程度まとめておきますと
- 古本屋で2020年度版(最新)の参考書を500円で購入
- ある程度基本情報に目を通して参考書内の練習問題と模擬試験をやっていく
- 模擬試験で間違えたところをチェックして確認
- 2と3を繰り返してのちに原チャレやネット上にある模擬試験をやってみる
上記が私のおこなった勉強方法です。
参考書を購入してから実際に免許を所得するまでの日数は4日間で勉強時間はトータルで8時間程度でした(移動時間等のネットでの模擬試験も込みで)
免許試験場での学科テストはそれぞれ異なる問題が出題されるそうですので、私が受験した際の問題はもしかしたらひっかけ問題が少なかったのかもしれませんが悩んだ問題は1問しかありませんでした。
その問題は私が使った参考書の模擬試験にも掲載されてなく「二輪車でカーブを曲がるときはクラッチを切る」という問題でした(答えは誤)
それ以外はほとんどスムーズに解けましたが「注意・徐行・一時停止」のひっかけ的な問題はポツポツとありましたね。
ただこれらの問題は参考書で勉強していれば余裕でクリアできるレベルだと思います。
そして「ひっかけ問題」の多くは「言い回し・メートル数・限定条件」です。
「運転中に携帯電話はなるべく使用してはいけない(答えは誤)」とかのよく注意して読めばわかるひっかけ問題や、「バスの運行時間外でもバス停の表示板から半径10m以内は駐停車は禁止されている(答えは誤)」などの条件の正しい理解に関するひっかけ問題が多いです。(サンプルは少ないですが)
なんども参考書の模擬試験を繰り返していれば自然と「これはひっかけだな」と頭に入ってくるでしょうし、何より試験問題はある程度勉強してれば回答できる問題ばかりでそこまで意地悪な問題は多くなかったです。
そして通勤通学の車内などで原チャレの模擬試験をやってみてどれくらいの点数が取れるかを確認し、間違った問題があったら参考書でチェックするという形が良いですね。
また「この標識は◯◯を表すものである」みたいな問題も数問出題されましたので、参考書でイラスト付きの解説を見て勉強した方が頭に残りやすいとも思います。
最後に
ということで、原付免許にまつわる原チャレ・裏校・一発合格の勉強法などをつらつらと書かせていただきました。
もちろん個人差があることですのでここに記載されている私の考えが正しいとは言い切れません。
ですが原付免許の学科試験で落ちる人のほとんどは「事前勉強不足」だと思います。
朝8時に免許センターに到着しても午後試験に回された場合には不合格であっても14時30分程度まで時間的な拘束があります。
免許試験は平日のみの実施ですから学生であれ社会人であれ中々その時間を捻出するのは難しいでしょうし、だったら出来る準備をしっかりとした上で試験に臨んだ方がはるかに効率的だと思います。
この記事が誰かの役に立てたならば幸いです。