長瀞の私的オススメスポットとパレオくん!桜やロウバイだけじゃない!ルートもご紹介!
埼玉県の北西にある「長瀞町」という町をご存知でしょうか?
秩父郡の山間部にある人口7000人に満たない小さな町なのですが町全体が国の天然記念物となっています。
東京から電車で2時間程度でいけることもあり、また日帰りでも十分楽しめることから観光地としても人気ですが昨今のコロナ禍の影響などもあって大打撃を受けているようですね。
私は毎年必ず4回四季それぞれで訪れているのですが、2021年に入り緊急事態宣言が出されてからは自粛しております。
この文章を書いている2月22日現在ちょうど見頃を迎えている蠟梅(ロウバイ)を見たくてたまらずグッとこらえているのですが…2月28日まではライトアップされていて宝登山のロープウェーも19時まで延長してるんですよ。
緊急事態宣言が開けた後にバッチリと対策をした上で訪れたいと思っています。
そんな気持ちを書いて発散するように私がオススメする長瀞に行ったら絶対訪れて欲しいお店や場所、そしてルートやパレオくんなどマニアックな情報を書き綴って行こうと思います!
目次
私的オススメの日帰り満喫ルート
今回私がオススメしますルートは“日帰りかつ少人数"での観光にオススメです。
無論一人でゆっくり楽しめるルートになってますが、長瀞の人気アトラクション(というかアクティビティ?)のライン下りに関しては1人だとちょっと寂しい感じになっちゃうので複数人での乗船をオススメします。
私がオススメする日帰り長瀞観光ルート
0″パレオくんを愛でる
1″そば処たじま"でお昼ご飯
2″石畳"で休憩してから"ライン下り"
3″北桜通り"〜"参道"でお花見散策(春)
4″ギャラリー喫茶 山下"でお茶
5″宝登山"散策(夏なら新緑 秋なら紅葉 冬なら蠟梅)
6″再びパレオくんを愛でる
四季の変化によってそれぞれ楽しみがあるのも長瀞の素敵なところでもあります。
私としては小旅行を満喫してるって気持ちを味わうために池袋駅から西武池袋線の特急レッドアロー号で西武秩父までいき、その後乗り換え時間を確認して西武秩父駅前にある仲見世通りをゆっくり歩いて、場合によってはお昼ご飯も食べたりします。
西武秩父周辺といえば札所や夜祭、羊山公園での芝桜・アニメ"あの花"の聖地巡礼などが有名ですし、春から夏は特にこちらもオススメしたいですね。
さて長瀞の話に戻すと西武秩父駅から秩父鉄道の御花畑駅まではゆっくり歩いても10分程度です。ただ秩父鉄道は運行本数がそこまで多くないので場合によっては数十分待つ場合もありますので注意が必要です。
徐々に山並みや溪谷へと移り変わる車窓を見ているだけで乗車時間の25分はあっという間にすぎて長瀞に到着します。
まずパレオくんを愛でる
風情があるホームに降り立ちこれまた歴史のある駅舎の有人改札を抜けるたまにこいつがお出迎えしてくれます。
パレオくん。
いわゆる長瀞のご当地キャラなのかなと思ったらちょっと違ってですね、休日などに走ってるSLパレオエクスプレスのマスコットキャラということで。
秩父ではパレオパラドキシアという束柱目の哺乳類の化石がみつかっており、どうやらそれが名前の由来らしいですね。ちなみにパレナちゃんという彼女がいるリア獣です。…ピュアな目をしてますがなかなかのやり手のようですね。
初めて見たときはあまり人気がないのかみんな遠巻きに眺めてるだけでスタッフさんが側で見守る中小刻みにぴょんぴょんしててですね、なんか健気だなぁと感じたわけです。
それを見てファンになりました。ちょろいもんですわ。
観光で訪れた皆様に少しでも楽しんでもらおうとパレオくん・パレナちゃんも頑張ってますので
彼らのモチベUPのためにも出会ったら精一杯「パレオくんダァァァアアアアーーーー!!!」と駆け寄りましょう。
そば処 たじま
長瀞駅を降りて広場を抜けるとある有名なお蕎麦屋さんなのですが、開店となる11時には平日であっても開店待ちの列があることもしばしば。
座席数は40とのことですが満席のことも多いのでその人気ぶりが伺えますよね。
ここの名物は"天ぷらそば"なんですけど初めて訪れたときは正直ビビりました。
そばの盛りはちょっと少なめかなぁって感じなのですがそれを補ってあまりある天ぷらのボリューム。
野菜天ざる・天ざるとあるのですがエビが入ってるかないかの違いで、野菜天ざるは1500円・天ざるは1600円でしたね。
初めて訪れたときは値段を見て観光地価格だなと思ったのですが、天ぷらの山を見たときに納得しました。
品目をみると土地の野菜の天ぷら…という訳ではないのかな??ズッキーニとかプチトマトとかレンコンとかオクラとか舞茸などなど様々な野菜があり、多少揚げムラがあったりはしますがとても美味しくてオススメです。
ちなみに食べきれない場合にはパックに詰めてもらえますので
無理だと思った時点でお願いしましょう。
ここで満腹になって「ごめん…ちょっと休みたい」くらいで次の目的地に私は毎回行ってます。
岩畳とライン下り
長瀞で一番有名なスポットといえば「岩畳」になるでしょう。
隆起した結晶片岩が文字どおり畳のようになり広がっている風景は圧巻です。
広大なスケールの眺望というよりこじんまりとした感じですが、古来からもつ日本人の美意識にマッチしているようなどこかホッとする風景なんですよね。(個人的な感想です)
かなり段差があり足元も滑りやすいのでちょっと注意が必要です。
この岩畳からはライン下りの船に乗船が可能です。
1月2月のみは"こたつ船"での周遊となるようですが、それ以外のシーズンではライン下りを楽しめます。
特にオススメは夏場や運行に支障がない程度の増水時
TDLのカリブの海賊程度のスリルが味わえます
ライン下りの詳しい情報は公式HPをご覧ください。
“北桜通り"〜"参道"でお花見散策(春)
ライン下りとセットで楽しむことをオススメしたいのが北桜通りの桜並木。
ライン下りを下船したあとマイクロバスで長瀞駅まで送ってくれるのですが、その際に通る北桜通りが桜のトンネルとして有名です。
日本さくら名所百選にも選ばれており2.5kmに渡って素敵な景色を楽しませてくれます。
バスで駅まで送って貰う際に「一番の見所で降ろしてください」とドライバーさんにお願いすると
見所の直前で止めてくれます。
道はしっかりと舗装された道路ですので歩きやすいですが、車もバイクも通行人もみんな桜を見ながら通行してる感じなのでそこだけは注意しましょう。
長瀞駅に戻ってきたら宝登山方面に向かってまっすぐ歩いて行きます。
そこでも桜並木となっており北桜通りの桜よりも大きい樹木が多く、風が強い日に行くと道一面が桜の絨毯になっています。
私としては長瀞に行くのに一番オススメしたい季節は桜の時期ですね。
毎年訪れていますが、陽気が良い時に通る桜のトンネルは本当に素敵ですし桜絨毯そして宝登山麓の山桜もとても綺麗です。
ギャラリー喫茶 山下
長瀞駅から宝登山方面に歩いていると5分ほどで右手にある喫茶店"ギャラリー喫茶 山下"。
長瀞好きな知らない人はいないであろう有名なお店です。
かなり急な階段を登らないといけないので高齢の方にはちょっときついかもしれませんが本当にオススメのお店です。
このお店のオススメはわらび餅とプリン・夏場ならかき氷。
私はここのわらび餅もプリンも本当に大好きであまり混んでないときは二つ頼んでしまいます。
プリンはチーズケーキようなフォルムをしており珍しい三角形型。
かなり濃厚でずっしりとしてるのですがすっと入って行く感じがたまらんのです。
わらび餅は香りも口当たりもよく気づいたらなくなってるくらいの美味しさ。
仕込んでいる数があまり多くないようで、
夕方に伺うとどちらも売りきていることもしばしばありました。
宝登山
喫茶ギャラリー山下から歩いて15分ほどするとロープウェイの発着場に到着。
舗装された道路ではありますがちょっと急な坂を登ることになるので注意が必要です。
ちなみに宝登山の標高は497m。
徒歩でも登ることができハイキング感覚で登っても1時間程度で登りきれます。
長瀞の宝登山といえば「蠟梅(ロウバイ)」が有名ですよね。
蠟梅のピークは2月中旬ですが宝登山全体を二分する形で開花のピークがずれているので12月末〜3月初めとある程度前後しても楽しめると思います。
桜の時期はもちろんですが、4月下旬にはツツジ・5月から6月にはシャクナゲ・夏は新緑が清々しく秋には紅葉も楽しめます。
また小動物園があり、園内ではさる・やぎ・うさぎ・モルモット・ラマなどが飼育されていて触れ合うこともできます。
長瀞にきたら宝登山は必ず行った方が良いオススメスポットですよ。
長瀞駅に戻ってきたら
宝登山の散策と駅までの移動で夕方になっていると思いますが、夕刻に一度だけ駅前広場でパレオくんと遭遇したことがあります。
だからどうしたという話なのですが「またくるねパレオくん!」と声をかけると手をふって返してくれたのでますますファンになりました。ちょろいもんです。
それからというのも長瀞に行くたびに行き帰りでパレオくんいないかーとチラチラ探してます。
まぁ別にいなくてもどうということはないのですが、いたらなんか嬉しいじゃないですか。
最後に
というわけで私の長瀞オススメスポットとルートをご紹介しました。
正直そこまで観光スポットは多くないのでがっつり登山とかでもない限り日帰りで十分楽しめると思います。
どのシーズンに行っても楽しいですし素敵な町ですので、まだ行ったことがないという方がいらっしゃいましたらぜひ訪れてみてくださいね!